昔ながらの手作り製法。”地域とのつながり”の大切さを私たちに教えてくれた《 五十嵐こうじ屋 》
地域とのつながりの中で生まれる「ご縁」
――カレイドを知ったきっかけを教えてください。
五十嵐 理絵先生です。中学の同級生なんです、人のご縁ですよね。
――大豆選別の作業を提供していただいたり、味噌作り体験などいつも子どもたちのためにありがとうございます。
五十嵐 たまたま様々な場面で特性のある子どもたちと接する機会が多くて、その状態や、そういう子どもたちに個人差があるのもわかるので、カレイドさんから「子どもたちの作業になることありませんか?」とお話しもらったとき、大豆選別なら色々な方向性でいい練習になるんじゃないかなと思って。大豆の選別って単純作業ですが、根気強くやらないと進まないんですよね。
――とてもいいです!初めは高校生メインでやっていたんですけど。今は小学2年生の子どももやっています。
五十嵐:年齢関係なくできそうかな、と思ったのでよかったです。子どもたちにとって難し過ぎるものでなく、すんなり取り組みはじめられたのもよかったです。
――カレイドの子どもたちと実際に関わりをもってみていかがでしたか?
五十嵐 楽しかったです。自分が楽しいと思えることでなければやっていません。本当に楽しかったです。
添加物を一切使わない、昔ながらの手作り製法がこだわり
――五十嵐こうじ屋の事業内容を教えてください。
五十嵐 100%新潟産米・大豆を使用した味噌、糀(麹)、甘酒等の製造・販売を行っております。また、当店では『仕込み味噌』と『委託加工』も行っています。『仕込み味噌』はお客様のご自宅で熟成させることにより簡単に「自家製味噌」を味わっていただくことができます。『委託加工』は自家製の米や大豆をお持ちのお客様から材料をお預かりし加工します。持ち込みの原材料の量に合わせ麹の割合や仕込み量の相談も可能です。
――どんなところにこだわっていますか?
五十嵐 昔ながらの手づくり製法にこだわっています。当店の味噌、糀(麹)、甘酒には食品添加物などを一切使用していません。
――かなり古くから続いているとうかがいました。当時の様子を教えてください。
五十嵐 昔は『委託加工』がメインだったそうです。集落によって、例えば豆腐屋さん、タバコ屋さん、車屋さんなどの屋号がありますよね。この辺りは農家も多かったので、こうじ屋さんもたくさんあったみたいです。農業もやっていて、こうじ屋は農業のかたわらの仕事だったようです。味噌の仕込みはいつから始まったかはっきりしていませんが、秋に稲刈りが終わって春に田植えをするまでの間やっていたようですね。
――おすすめの商品はありますか?
五十嵐 お客様に喜んでいただけるのであればどの商品もおすすめです。よく「どれが美味しいですか?」って聞かれるんですけど、美味しいかを決めるのは私じゃないので。だからおすすめは……どれもおすすめです!
――いろいろ試してみるのもいいですよね!今後の目標や夢はありますか?
五十嵐 ちゃんと自分の目の届く範囲でしっかり作って、品物を管理して、お客様に喜んでいただいて、それで人並に生活していくことができれば満足です。
――最後に、胎内市の魅力を教えてください。
五十嵐 上越新幹線の駅や新潟空港に小一時間で行ける交通の便の良さ。海や山、川で遊べるところ。これらが胎内市の魅力ですね。
――本日はお忙しいところ、ありがとうございました!
五十嵐こうじ屋
【直売店】
住所:〒959-2600 新潟県胎内市加賀新256−1
(中条中央病院近く、胎内小学校前の通り沿い)
TEL:0254-44-7771
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日・第1・3日曜日
公式ホームページ:https://www.tedukurimiso.com/
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